出走予定馬
優先出走権
* アートハウス(川田将雅)
* エグランタイン(池添謙一)
* サウンドビバーチェ(岩田望来)
* スタニングローズ(坂井瑠星)
* ライラック(M.デムーロ)
賞金上位馬
* ウインエクレール(松岡正海)
* ウォーターナビレラ(武豊)
* エリカヴィータ(福永祐一)
* スターズオンアース(C.ルメール)
* ナミュール(横山武史)
* プレサージュリフト(戸崎圭太)
* ラブパイロー(酒井学)
抽選対象馬(8頭中4頭出走可能)
* エリオトローピオ(和田竜二)
* ストーリア(松山弘平)
* タガノフィナーレ(鮫島克駿)
* ビジン(富田暁)
* ブライトオンベイス(未定)
* メモリーレゾン(古川吉洋)
* モチベーション(幸英明)
* ルージュラテール(吉田隼人)
除外対象馬
* パーソナルハイ(吉田豊)
* ピンハイ(未定)
秋華賞過去10年データ
阪神芝2000mの特徴
阪神芝2000mは、大阪杯や複数のGIII競走など上級条件も設定されています。以前は有力馬のデビュー戦は阪神2000mというのが相場でしたが、近年は外回りのコースを優先される傾向が強くなってきていますが、やはり依然として質の高い馬が集まりやすいコースです。
内回りコースを使用するので、コーナーを4つ回る。スタート直後に急坂があり、前半のペースは速くなりにくい。
勝負所の3コーナーから直線途中までが下り坂になっており、過度にスピードがつきやすい。勢いに乗っての外から、もしくはバラけた馬群のインを突いての差しがかなり決まる。
最後の直線が短い為じわじわ伸びるタイプより、前に行って粘るタイプ、もしくは一気にトップスピードに加速できる瞬発力をもった馬を狙いたい。
脚質データ
阪神芝2000m|脚質別成績
脚質 成績 勝率 連対率 3着内率 単勝回収率
逃げ 9-10-10-85 7.9% 17% 25% 62%
先行 51-46-34-374 10% 19% 26% 90%
差し 49-47-64-492 7.5% 15% 25% 101%
追込 17-24-17-260 5.3% 13% 18% 69%
もっとも連対率が高いのは、「先行」脚質でした。続いて逃げ脚質も連対率が高いです。阪神芝2000mでは先行の馬を中心に狙ってみると良いかもしれません。
一方で差し馬や追い込み馬の連対率は低く、あまり成績はよくありません。しかし回収率を見てみると差し馬が最も高く、100%を超える結果となっています。もし差し馬から馬券を買う場合は、穴馬を狙うのが良いでしょう。
脚質データ
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1 13-8-9-127 8.3% 13% 19%
2 12-17-20-116 7.3% 18% 30%
3 21-19-8-132 12% 22% 27%
4 15-19-19-136 7.9% 18% 28%
5 15-15-19-153 7.4% 15% 24%
6 15-15-23-169 6.8% 14% 24%
7 18-16-15-185 7.7% 15% 21%
8 17-18-12-193 7.1% 15% 20%
わずかですが勝率、連対率ともに3枠が高くなっています。内枠がやや有利な傾向にあるようです。
ただし、内枠でも1枠の成績がやや低めです。
1枠の成績があまりよくないのは、ゲート入りが最初となる上にスタート地点がスタンド前にあるため、大歓声によってイレ込んでしまって力を発揮しづらいのかもしれません。
なので阪神2000mはやや内枠が有利(2〜4枠)と考えて良いでしょう。
秋華賞2022傾向
3歳牝馬三冠の最終戦の秋華賞。
このレースの好走馬は次走のエリザベス女王杯でも好成績を残しており、そこもセットで考えていきたいレースです。
今年も昨年に続き京都競馬場の工事の影響で阪神競馬場で開催されます。
かつては休み明けの馬が好走しないレースとして知られていましたが、2018年のアーモンドアイ、2019年のクロノジェネシス、2020年のデアリングタクト、2021年のアカイトリノムスメと、4年続けてオークスからの直行組が制しており、状況が変わりつつある。いわゆる“ぶっつけ”で使われる馬を、過度に嫌う必要はなくなってきた印象。
以前は荒れるG1として定評の高かった秋華賞だが、近年は上位人気馬の活躍が目立ち、平穏に終わるケースも増えてきた。もっとも、大波乱となった2008年のように、時に突拍子もない荒れ方をするのもこのレースの大きな特徴である。
前走ローテ
最多4勝は前走・オークス組。2018年のアーモンドアイ、19年のクロノジェネシス、20年のデアリングタクト、そして昨年のアカイトリノムスメと、4年連続でオークス直行の馬が秋華賞を制している。アーモンドアイとデアリングタクトは牝馬三冠を達成。2019年はローズSを制したダノンファンタジーが1番人気で8着に敗れ、オークス3着から直行した4番人気のクロノジェネシスが制した。昨年も札幌記念で古馬を撃破したソダシが1番人気に支持されながら10着に沈み、オークス2着から直行の4番人気アカイトリノムスメが優勝している。
オークス直行組の取り扱いとして留意すべきは、年に1頭しか馬券に絡んでいない点。2018年はオークス3着のラッキーライラックが2番人気9着、19年はオークス9着のコントラチェックが5番人気15着、20年はオークス2着のウインマリリンが5番人気15着、昨年は前述のユーバーレーベンと、上位人気に支持されながら馬券外に沈んでいる。
穴馬
穴馬となってくるのがトライアル経由組。対象となるのが前走・ローズS組【3.4.7.56】と、前走・紫苑S組【2.4.0.24】だ。前走・ローズS組は2015年のミッキークイーンを最後に優勝馬が出ていないが、以降も2、3着に突っ込むケースが多く、2019年にはローズS4着だったシゲルピンクダイヤが10番人気3着と激走した。また、前走・紫苑S組は3年連続2着で、2020年には紫苑S4着だったマジックキャッスルが10番人気2着と穴を開けている。
今年はローズS1着のアートハウス、紫苑S1着のスタニングローズの2頭は当然ながら、春の実績馬が揃っていた前走・紫苑S組から、同2着サウンドビバーチェ、3着ライラックとなっている。
K馬の予想まとめ
やはりポイントとなってくるのが現在二冠のスターズオンアースの骨折の影響でしょう。
一週前追い切りでは平凡な動きですが、鞍上のルメール騎手は骨折の影響は感じないという事なので大幅な割引きは必要ないかなといったところ。
今年の3歳牝馬の世代は能力が拮抗していると思っているので過度な人気はリスクが大きいのでオッズ次第。
拮抗した世代の中でも頭一つ抜けていると評価しているのが◎ナミュール。
こちらは桜花賞こそ10着と振るわなかったがオークスでは伸びない内からあの脚で3着と巻き返しと力を示した。
個人的に馬体重が増えないところが不安な馬でしたが今回はしっかりプラス体重でしっかり成長、状態面は万全、強烈な末脚で他を圧倒してくれる事を期待したいです。
穴で期待したいのがトライアル組からサウンドビバーチェ。
紫苑ステークスではスタニングローズ相手にタイム差無しの2着。スタミナ、登坂力ともに高くこのコースとの相性も良い。